僕だけがいない街

物語は<リバイバル>という、いわゆるタイムリープの特殊能力を持つ主人公が
母親の殺害を防ぐ、という目的を果たすために
連続誘拐殺人事件があった1988年と、現代である2016年をタイムリープで行き来し、
少しずつ歴史を変えていく、というものです。

母親の殺害、バイト先の同僚の自宅の放火の疑いをかけられながら、
徐々に真相に迫っていく、という展開にまったく気が抜けず、
巧妙に仕掛けられた伏線やミスリードなどが張り巡らされており、
最後まで集中を途切れさせられない、という感じでした。

真犯人は、個人的には特段意外ではなく、途中で何となくわかったのですが、
それでも後半に真犯人を追い詰める展開は息を呑みます。
（過去なので、若干コナンくん的な印象も受けましたが）
とはいえ、ラストはかなり意外な結果でした。

主人公である藤原竜也さんも良かったのですが、
過去のエピソードに登場した、子役の中川翼さんと鈴木梨央さんが、
めちゃくちゃすごい！
作品の内容上、1988年のエピソードがかなり長く、
むしろ彼らが主役と言ってもいいのではないかと思いました。
有村架純さんもかわいかったです。

映画ということでかなり展開が駆け足に、感じましたが、
十分に楽しむことができました。
めちゃくちゃおもしろかったです。
聞くところによると、原作と結末が違っているとのことでしたので、
次はぜひ、原作マンガやアニメをチェックしてみたいです。

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