ハリウッドと大学を見に行ってきた。

ロサンゼルスは移動の途中での立ち寄りのつもりでしたが、
昨日、久しぶりに風呂に入って体が軽かったので、
せっかくなのでいろいろと歩きまわってみようと思います。
ロサンゼルスで観光と言えば、ここはやはりハリウッドでしょう。

有名なハリウッドサインは補修中で見れませんでした(泣)

ロサンゼルスはクルマがないと観光が難しいと言われているそうです。
確かに見所が広く分散しているので、徒歩で回るのは不可能です。

そこで便利なのが、メトロ(地下鉄)とメトロバス。
5ドルの1日券(Day Pass)を買うと、どちらも乗り放題になります。
メトロもバスも、1回乗るのが1.25ドルなのですが、
「メトロで目的地まで近づき、細かいところはバスで移動」が基本の動きになるので、
往復で考えると、それだけでもとがとれてしまうという計算になります。
何より、毎回小銭を探さなくていい、というのがものすごくメリットです。
1日券はメトロの自動販売機でも、バスの運転手さんからでも買うことができます。

ロスのランドマーク、シビックセンターからメトロに乗ります。

メトロに乗るときにちょっと戸惑ったのですが、日本にあるような自動改札がありません。
なので、切符を買ったあとは特に何もせずにメトロに乗れてしまいます。
降りるときも特に改札はないので、やろうと思えば無銭乗車もできてしまうのですが、
そういうことはやめましょう。また、たまに改札が回ってくることもあるそうです。

まずは、Civic Center駅からRed Lineという地下鉄に乗って、
Hollywood/Highlandという駅まで移動します。

ハリウッドのエンタテインメントの中心地。

ハリウッド&ハイランドは、「映画の都」ならではの空気を感じられるエリアです。
レストランやショップなども多く、多くの人で賑わっています。
また、ハリウッドサインもここからよく見えるようです。(今回は見れなくて残念…)

アカデミー賞の授賞式が行われるコダックシアター。

Kodac TheatreやGrouman’s Chinese Theatreの周辺は
ハリウッド映画のコスプレイヤー(?)がたくさんいて、
チップをあげると、一緒に写真をとってくれたりもします。
マリオもいたけど、あれはハリウッドは関係ないよなぁ…
誰か、ハルヒとか鋼の錬金術師あたりをコスしてきてくれませんかねw
意外と人気あるかもww

トム・クルーズなど、スターのプレートがあちこちに。

また、この周辺にはウォークオブフェイム(The Walk of Fame)と呼ばれる
ハリウッドスターの名前が刻まれた敷石がたくさん埋め込まれています。
知っている名前を探しながら歩くのも、オリエンテーリングみたいでなかなか楽しいです。

ハリウッドをひととおり見たあと、次にウエストサイドに移動。
ハリウッドの1本南にあるSunset Blvd.を走る#2のメトロバスに乗り、UCLAに向かいます。

UCLAはいろいろな国からの留学生も多いみたいです。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)と言えば、日本でも名の知られた名門校。
フットボールやバスケットボール、チアリーディングなどでも人気があり、
生協(?)では、Tシャツやパーカーなどのグッズもたくさん売られていました。

広大な敷地のあちこちで、学生が思い思いに過ごしています。

久しぶりに、大学ならではの活気にふれ、何となくわくわくします。
オープンキャンパスでもやっているのか、高校生っぽい学生もたくさん歩いていて
週末ではあるのですが、かなり賑やかでした。
緑も多く、敷地も広大ですごくいい雰囲気です。
あと10歳、いや5歳若ければ、本気で留学とかを考えたいのですが。うーん。

生協(?)の周辺、学生以外の人もたくさん歩いています。

UCLAに行ったということで、せっかくなので今度は理系の名門校
カリフォルニア工科大学を見に、1時間ほどかけてパセドナという場所に移動します。
UCLAから#2のバスを使ってハリウッドに戻り、さらにRed LineでUnion駅へ、
そこからGold Lineに乗り換えて、Del Mar駅に行きます。

絵本のように可愛らしい駅です。

Del Mar駅から#177のバスで行けば早いはずなのですが、
待っても待ってもバスが来ないので、3キロほどの距離を徒歩で移動することにします。
ハリウッドとUCLAを歩き回り、足ももはや限界なのですが、やむを得ません。

アメリカの郊外でよく見かけるような住宅地を歩きます。

おなかがすいたので、デリで買ったハンバーガをかじりながら
一軒家が立ち並ぶ閑静な住宅地を抜けて行きます。

40分くらい歩いてやっと到着。

カリフォルニア工科大学は、これまでにノーベル賞受賞者を何人も出しているなど、
マサチューセッツ工科大学(MIT)と並び称される、アメリカの理系の名門校です。
活気のあるUCLAとは全く雰囲気が違い、言うなれば質実剛健な佇まいです。
何となく、単科大学である我が母校を思い出します。(UCLAは例えるならW大学とかかな?)
自転車が研究室らしき建物ごとにたくさん並んでいるので、
学生は中にいると思うのですが、驚くほど静かです。

キャンパス内を地元の人が散歩するなど、落ち着いた雰囲気。

日が暮れてきたので、また3キロほど歩いてLike駅まで移動し、
Gold LineでLittle Tokyo/Arts District駅まで戻ります。
このLittle Tokyo/Arts District駅、現代美術館別館の近くに止まり、
ジャパニーズ・ビレッジ・プラザにもすぐそばと、すごく使い勝手がいいのですが、
なぜかガイドブックやマップにあまり載っていないようです。
ロサンゼルスの夜はさすがにちょっと怖かったのですが、
暗くなる前になんとか宿までたどり着くことができました。

ちょっとの観光のつもりだったのですが、予想以上の移動距離になってしまいました。
明日からは、この旅のハイライト、大陸横断鉄道「サウスウエストチーフ」で
3日かけてシカゴまで移動します!