40歳からの仕事で必要な71のこと

以前にも読んだ、電通の元エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターである
本田亮氏の著書です。
先に読んだ「僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話」が
とても参考になっておもしろかった、ということと
「40歳から」という個人的にどんぴしゃなタイトルもあって、読んでみました。

「79の仕事の話」は若手のビジネスマン向けの内容だったのに対し
こちらはタイトル通り、中堅・ベテラン層に向けたメッセージが主になっています。
40歳を超えると、上司になって部下ができたり、家族ができたりなどして、
自分だけのことを考えていていれば良い、ということではなくなってきます。

「立場もあるし」とか「もういまさら」などと自分に言い訳することなく、
ビジネスや人生を楽しむためのコツが、本書にはたくさん散りばめられています。
その中でも、[40歳は、2度目の20歳] で [2度目の夢を見] ようという言葉は、
どこか自分にブレーキを掛けてしまっていた自分にとって、心に響くものでした。

「79の仕事の話」もそうでしたが、1つの教訓がほぼ見開き2ページにまとめられており、
そして筆者の豊富な経験による興味深い事例が多く提示されていることで、とても読みやすいです。
昨日書評を書いた「ブランド人になれ!」もそうでしたが、
日々に疲れてまわりが見えなくなってきたときに何度でも読み返したい、
元気と勇気をもらえる一冊です。

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40歳からの仕事で必要な71のこと
本田 亮
大和書房 (2015-06-23)
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