iMacにWindows 7を入れてみた。

発売日に買ってきたものの、入れるマシンがなかったWindows 7。
いろいろ検討した末、発売直後の新iMacを購入しました。
新しいWindowsを、新しいiMacの、しかもSnow Leopard上のVM上で動かすという
イバラの道を進むということになります。
いいんです。人柱になってやりますよ。

iMac到着。画面が大きい!そしてカッコいい!

まずは、さっくりとMacのセットアップ。
「移行アシスタント」を利用して、MacBook Proの設定を
そのままiMacに移してやります。
移したい内容を選べるんで、重い音楽データなどは除外することもできます。
やはり、これは便利。

Macのセットアップが終わったら、次はVMのセットアップ。
VMはいろいろ考えたのですが、やはり使い慣れたParallelsを使うことにしました。
Parallels 4.0はWindows 7に対応していることをWebで確認し、
ライセンスはVevtorのダウンロード販売でGetです。
Virtual PCを持っているので乗り換え版が使え、かつダウンロード販売ということで、
3500円という破格で正規版を入手できました。

で、Parallelsをインストールした後で起動すると、
なんとWindows 7の設定がプリセットで準備されていました。
こりゃもしかして楽勝?と思い、Windows 7のインストールを開始。
ここまではすごく順調だったのですが、まずは第1の落とし穴が。

プロダクトIDを認識しない!

何度打ち直して正しいことを確認しても、「プロダクトIDがちがいます」の一点張り。
初期不良で、プロダクトIDのミスプリントかと本気で疑いました。

で、いろいろ調べてみたところ、ボクが購入したのはアップグレード版なので、
アップグレード対象のOSが入っているPCでないと
プロダクトIDを受け付けられない仕掛けになっているみたいです。
Adobeのソフトのように、VistaのCDを入れれば認証してくれるのかと思ったのですが、
そんな親切な機能はないのですね。
てか、それならそうとエラーメッセージで言って欲しい。わかんないよ。

やむを得ず、インストールを中止し、いったん作成途中のVMを
Parallels Desktopから削除します。
再度、Vista用のVMを作成し、最初からVistaをインストールします。
これは、まあ何度も経験しているので、特に問題なく終了。

そして、VistaからWIndows 7のインストーラを起動します。
VMがVistaなのでちょっと不安があったのですが、
今回はプロダクトIDも受け付けられ、あっけなくインストール完了しました。
インストールが終了してから、Parallels Desktopの設定で
メモリ割り当てなどを増やすついでに、OSの種類をVistaから7に変更してやります。

それじゃ、次はWindowsのもろもろ設定を、と思ったところ、次の落とし穴が。

インターネットにつながらない!

これは、経験済みなので、何となく対処法がわかるつもりでした。
Macのネットワークが共有されていないのかと思い、
Mac側のネットワークをあちこちいじってみるも、効果なし。
それもそのはず、Windows側を調べたところ、
そもそもネットワークのデバイスドライバーが入っていませんでした。

以前MacBook ProにParallelsを入れたときは、ディスクからのインストールだったので、
そのままWindowsのデバイスドライバーを入れてくれたのですが、
今回はダウンロード版なので、本体しかインストールされていなかったようです。

そこで、またいろいろと調べてみたところ、Library/Parallels/Toolsの中に、
「prl-tools-win.iso」というディスクイメージができているので、
それをWindows 7にインストールすればいい、とのこと。
てか、そんなたけしの挑戦状的な設定、わかんないって。
ディスクイメージをCD-Rに焼いて(余談ですが、ディスクユーティリティで
ディスクイメージを焼けることを今回はじめて知りました)
それをWindowsにインストールしたところ、何事もなかったようにネットワークにつながりました。

と、いうことでiMacへのWindows 7のインストール完了しました。
7とはあまり関係ないところで、いくつか引っかかったところもあったため、
作業時間は6時間くらいと、それなりにかかりましたが、
全体的に見ると、比較的すんなり作業が終わったと思います。

iMacでちゃんとWindows 7が動いていますよ。

肝心のWindows 7は、まだそれほど使い込んだわけではないのですが、
今のところ特に不具合もなく、かなり快適に動いています。
メモリを4GB割り当てた、という理由も大きいとは思うのですが、
アホほど読み込みに時間がかかっていたVistaとは
比べ物にならないくらい軽快に動作してくれています。
これなら、十分XPの代用として使っていけそうです。

また、心配していたアプリケーションも、
DTMソフトのSONARがとりあえず動くので、まずは一安心です。
いったんは、このソフトだけ動けば良いので。

現状では素のままの設定で使っていますが、雑誌などによると
Windows 7はいろいろとカスタマイズができるみたいなので、
おいおい試していこうと思います。