劇場版 銀魂 新訳紅桜篇

映画の日3本目は劇場版 銀魂。
シャンプ原作の人気アニメの劇場版です。
本当はコナンと同様、この映画も池袋で見たかったのですが、やはり満員。
やむを得ず、別の映画館に移動して観てきました。

アニメは大好きなのですが、実は銀魂は未見。
人物設定もあやふやな部分が多く、理解できるかどうか不安なところもありました。
実際、冒頭で銀さんが「知らない奴は劇場に来ていないから、
メンバー紹介などはいらん」と言い放っています(笑)

ただ、銀時と高杉、桂との因縁などは回想シーンも効果的に挿入されるため、
見ているうちに徐々に理解していくことができます。
とはいえ、原作を知らないといまいちわからないネタも多いため、
知っているに越したことはないと思いますが、
まったく知らなくてもまったく理解できない、という内容ではないと思います。

師である吉田松陽の下で同じ学び舎で学んだ銀時、桂、高杉が、
それぞれの志のもと別々の道を歩き、いつの日か敵として再会する。
妖刀「紅桜」を手にした岡田似蔵に桂小太郎が斬られる衝撃の冒頭から
岡田ら鬼兵隊を率いる高杉晋助と、銀時ら万事屋のメンバーたちの戦いが
個性的な登場人物と印象的なシーンとともに展開していきます。

そんな、テーマとして重くなってしまいそうな内容を、
全体的にギャグタッチの演出が、ちょうど塩梅よく緩めています。
特に、銀さんを演じる杉田さんや、神楽ちゃんを演じる釘宮さんは
どこまでが台本で、どこまでがアドリブなのかわからないほど自由で、
シリアスなシーンにもかかわらず、思わず笑ってしまいそうになります。
特に冒頭の内輪的なやり取りとテンドンは好きだなぁ。
ただ、存在自体がギャグみたいなエリザベスが、
後半でかなり重要な、そして感動的な場面を演出するので気が抜けません。

ギャグタッチの笑えるシーンあり、迫力満点のバトルシーンあり、
そして、泣かせるシーンありと、さまざまな見せ場がふんだんに盛り込まれており、
観終わった後にとても満足ができる映画でした。

  * * * * *

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映画の主題歌がこの曲。
いわゆる「アニメソング」ではないロックミュージックが、映画にとても合っていて、
観終わった後も気づくと鼻歌で歌ってしまうほど印象に残ります。