話題の超大作映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」を観てきました。
前作の「インデペンデンス・デイ」からなんと20年。
テレビでの放送も含めて何度も観た記憶はあるのですが、
ストーリーはやや忘れかけており、理解できるかやや不安ではありました。
以下、若干ではありますが内容に触れますので、
これから観る予定でネタバレが気になる人は、以下は読まないでください。
しかし、そんな不安は不要でした。
もちろん、前作の登場人物や、エピソードは多く登場するのですが、
特に知らなくても大丈夫と思いました。
「インデペンデンス・デイ」では、核兵器すら通用しない異星人の巨大UFOに
コンピューターウイルスを感染させる、みたいな策略もあったように思うのですが、
今回の異星人とも勝負は完全に力押しです。
宇宙人との直接対決(戦闘機vs宇宙船はもちろん、人類vs異星人も!)が多く、
ひたすら戦っているシーンが続いていたなあ、という印象です。
その分、登場人物の掘り下げもあまり深くなく、
設定や人間関係があまり理解できないままに最後まで突っ走ってしまった、という感じでした。
背後にあると思われる物語要素はすごく多いので、
ひとつひとつのシーンの印象が薄くなってしまっているのがとても残念です。
例えば、孤児たちが東海岸から内陸のエリア51をめざしてクルマで逃げるシーンなどは、
かなりドラマチックと思いましたので、
もうすこし丁寧に描いても良かったのではないかと思いました。
あとは中国人美人パイロットとの恋物語とかも。ラストが唐突すぎるよなあ。
さすが、巨大宇宙船が襲ってくるシーンや、アメリカの大都市が破壊されてしまうシーンなどは
ものすごく迫力があり、息を呑みます。
正直なところ、若干予想(危惧ともいう)はしていましたが、
ひたすら大味な、アメリカのパニック映画っぽいなあと感じました。
ただ、ストーリーはともかく、映像に迫力がありますので、
劇場の大スクリーンで見た価値は、あったかと思います。
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