『羊たちの沈黙』のジョディ・フォスターが監督を務め、
ジョージ・クルーニーやジュリア・ロバーツといった豪華キャストが出演するサスペンスムービー。
見たいとは思っていたものの、なかなかタイミングが合わせられなかったのですが、
7月の映画の日に合わせて見に行くことができました。
人気投資番組のMCで、かなりバラエティ的なノリで番組を仕切るリー・ゲイツ。
番組内で彼が紹介した「優良会社」への投資ですべてを失った男が、
生放送中に銃を持って押し入り、彼を人質に取るというところからストーリーが展開します。
監督の他作品のイメージやR12設定から、ややショッキングな展開があるのではないかと
思っていたのですが、刺激的なシーンは少なく、どちらかと言うと淡々と物語が進んでいきます。
もちろん、得意の話術を駆使して、リーが犯人とコミュニケーションを取って行く展開は、
やはり息をつかせない緊迫感があります。
スタジオの外では、この人質事件をきっかけにして巨大な陰謀劇が徐々に明らかになっていき、
ラストには、かなり衝撃的な結末が待っています。
陰謀については、かなり前段階から何となくわかってくるのですが、
結末はちょっと賛否両論ありそうだな、という感じがしました。
特に奇をてらったストーリーではなく、また派手なシーンもあまりないのですが、
緊迫したシーンと場面展開が巧みなこともあり、まったく長さを感じませんでした。
期待していた以上に素晴らしい作品でした。ムリしてでも、観に行って良かった。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊
Ost: Money Monster
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